「がんの原因として圧倒的な割合を占めているのは,人がどこにいて,何を行ない,生活の中でどんな経験をしているかということであって,人の体質ではないことが,9万人近い双生児を研究して分かった」と,ロンドンのガーディアン紙は報じている。この研究の調査チームを指導したのは,スウェーデンにあるカロリンスカ研究所のパウル・リヒテンシュタイン博士。同博士は,「環境的要因のほうが遺伝的要因よりも大きい」と述べている。科学者たちの考えによると,がんの約35%は喫煙によるものであり,30%は食事と関係があるようだ。前立腺がん,結腸がん,乳がんなどには遺伝的要因がある程度関係している。しかし,「たとえ[がんの]家族歴がある……としても,どんな生活を送るかということのほうがはるかに重要である。喫煙を避け,食事に気をつけるとよい。それで,ずいぶん違ってくる」と,英国オックスフォード,「帝国癌研究基金」のティム・キー博士はアドバイスしている。
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